1983年にスイスで創業した時計ブランド「スウォッチ（swatch）」。スイス製の時計が不況な時期に創業しているにも関わらず、高品質な時計を求めやすい価格帯で販売するビジネスモデルを取ることで長期間にわたり支持を得ています。2022年には「オメガ（OMEGA）」とのコラボレーションをしたことで日本でも注目を集めました。この記事では、歴史や店舗情報、電池とベルトの交換方法、おすすめモデルなど知っておきたいブランドの基礎情報をまとめました。

関連記事

オメガ×スウォッチのスピードマスターを求めて1500人以上が殺到、3月26日の販売は中止に

FASHION

スウォッチの歴史

　スウォッチは、ニコラス・ハイエック（Nicolas Hayek）が1983年にスイスで創業した時計ブランド。1960年代から1970年代にかけて「セイコー（SEIKO）」など日本製クォーツ式時計の登場によりスイスの機械式時計がシェアを落としたことを受け、状況を打開するために「気軽に楽しめるセカンドウォッチ」をコンセプトに立ち上げられました。ユニークなデザインとリーズナブルな価格のほか、安心感のあるスイス製ということで成功を収め、スイスの時計産業は復活。グループ企業としても成長し、スウォッチ グループ（Swatch Group）はオメガや「ブレゲ（Breguet）」、「ハミルトン（HAMILTON）」など幅広いブランドを抱える時計業界最大のコングロマリットとなっています。

知っておきたい8カテゴリー

　スウォッチの時計にはコラボレーションやシーズナルアイテムなど多くの商品が存在しますが、それらは大きく「GENT」「NEW GENT」「IRONY」「LADY」「SKIN」「BIG BOLD」「CHRONO」「SISTEM51」の8カテゴリーに分類されます。型ごとに文字盤の直径やベルトの太さなどのディテールが異なるので、ベルトの交換の時は所持している型と同じカテゴリのベルトから選ぶ必要があります。

日本国内の店舗

　スウォッチの直営店「スウォッチストア」は日本国内に13店舗あります。このほかに、「MoMA Design Store」やロフトなどの小売店などでも取り扱われています。

電池、ベルトの交換

　バッテリーが切れてしまった時は自分で交換をすることもできますが、破損のリスクや手間もあり、億劫に感じる人もいるかもしれません。スウォッチでは、カスタマーサービスの一環として国内全店舗でバッテリー無料交換サービスを提供。技術料のほか、バッテリー代も全て無料です。また、ベルトの交換も全店舗で対応していますが、こちらは有償となっています。

2万〜4万円で購入できるおすすめモデル7選

　スウォッチでは、ビジネスシーンにマッチするシックなものからファッショナブルなモデルまで幅広くデザインを手掛けています。この記事では、スウォッチを初めて買う人に向けてシックなモデルとカラフルなデザインのモデルの2種類でのおすすめをご紹介。どの製品も4万円以下で購入できます。

スーツスタイルにマッチするシックな4モデル

　スーツスタイルやオフィススタイルに取り入れやすい4つを紹介します。シンプルでありながらゴツすぎないデザインのため、ユニセックスで着用できます。

SKINEARTH

　最初に紹介するのは、アースグリーンが落ち着いた印象を与える「SKINEARTH」。ラバーストラップと同色の光沢のあるダイヤルが高級感を演出します。ホワイトとオレンジのインデックスがアクセントになり、遊び心も兼ね備えたモデルです。オフィススタイルにはもちろん、普段着にも取り入れやすそう。カテゴリはSKINに分類されます。

《価格》
2万7500円

SKIN SUIT BLUE

　薄型モデルの「SKIN SUIT BLUE」は、ブラッシュ仕上げのメタルブレスレットと深い青色の文字盤が腕元をクールに演出。カテゴリはSKINで、鈍く輝くようにコーティングしたシルバーの針が高級感を引き立てます。視認性も申し分なく、スーツスタイルと特に相性が良さそうです。

《価格》
3万250円

SWATCH GREAT OUTDOOR

　「SWATCH GREAT OUTDOOR」は、水平方向のラインが入ったブラックのラバーストラップにステンレススチールが映えるクロノグラフウォッチ。カテゴリはCHRONOで、ダイヤルにシルバーのサンレイ仕上げを施しているほか、カウンターに細かいくぼみを持たせて立体感を演出するなど、細部まで手の込んだ造りが特徴です。仕事用にはもちろん、シックな普段着に取り入れても良さそう。

《価格》
2万7500円

PETITE SECONDE BLACK

　革新的なデザインが人気のSISTEM51からは、光沢のあるブラックダイヤルに日付窓をあしらったメカニカルウォッチ「PETITE SECONDE BLACK」を紹介します。6時の位置に小さなサブダイヤルを備え、赤い秒針がクールな印象を演出。ベルトにはレザーを採用し、エレガントなデザインをさらに引き立てます。

《価格》
3万5200円

アクセントになるカラフルなデザインの3モデル

　数あるカラーアイテムの中から、カジュアルなスタイルにアクセントになるカラーとして3つを選定。

BLUSH QUILTED

　ゴールドカラーの文字盤とくすんだピンクのストラップが目を惹く「BLUSH QUILTED」。カジュアルなデザインですが、エンボス加工を施したレザーストラップがアクセントになりエレガントなイメージに。男女問わずユニセックスで着用できるので、パートナーとのペアウォッチにも最適です。ゴールドカラーのステンレススチールケースが付属します。

《価格》
2万8600円

BLUE IS ALL

　クロノグラフウォッチ「BLUE IS ALL」は、澄んだ海のような品のある色味とサンレイの文字盤が特徴。ストラップにラバーを採用することでカジュアルさを演出し、様々なシーンで使いやすいデザインに仕上がっています。オメガ×スウォッチの海王星をモチーフにしたモデル「MISSION TO NEPTUNE」に色味やデザインで共通点が多いので、コラボアイテムを狙っている人は選択肢に追加しても良いかもしれません。

《価格》
2万7500円

GOLDEN LADY

　最後に紹介するのは、ベゼルとストラップにポリッシュ仕上げのステンレススチールを採用した「GOLDEN LADY」。小ぶりなサイズ感とポリッシュ仕上げによりギラギラとした印象はなく、男女問わずスタイルに取り入れられそうです。カテゴリはIRONYで、サンレイ仕上げの文字盤にはイチョウの葉がデザインされています。

《価格》
3万5200円

関連記事

話題のスウォッチ×オメガはどの色が人気？ランキングを発表

LIFESTYLE

■SWATCH：公式サイト