毎シーズン、多くのブランドとコラボレーションを展開している渡辺淳弥が手掛ける「ジュンヤ ワタナベ マン（JUNYA WATANABE MAN）」が、2024年春夏コレクションでメインのコラボ先として選んだのは渡辺自身が手掛けるウィメンズブランド「ジュンヤ ワタナベ（JUNYA WATANABE）」。同じ名前を冠していても、クリエイションに対するアイデアやアプローチが異なることから、今回はジュンヤ ワタナベのような服をジュンヤ ワタナベ マンに取り入れたという。

ジュンヤ ワタナベのような服をジュンヤ ワタナベ マンで

　「ジュンヤ ワタナベのような服」を一言で表現することは難しいが、今回のショーではジュンヤ ワタナベのアーカイヴを連想させるスタイルが登場。トレンチコートに焦点を当て、解体し再構築した2020年春夏コレクションや、レザーを再構築したドレスなどを展開した2022年秋冬コレクションなど、ジュンヤ ワタナベのエッセンスを汲み取ったシルエットやデザインアプローチが取り入れられた。しかしジェンダーレスという括りではなく、あくまでもメンズウェアとして提案されているのが特徴だ。

Image by FASHIONSNAP（Photo by Koji Hirano）

　得意のデニムコレクションは、切り替え、ステッチを多用し、ウィメンズのフォルムから着想を得たであろうボリューミーなシルエットに。パターンメイキングに定評のあるジュンヤ ワタナベだからこそできる、構築的なフォルムに仕上がっている。なおデニムパンツは、継続展開している「リーバイス（Levi's®）」とのコラボによるものだ。

Image by FASHIONSNAP（Photo by Koji Hirano）

ステューシー、シーピー カンパニーからピンク・フロイドまで

　今シーズンは、その他のコラボレーションも充実。「アイ ジュンヤ ワタナべ マン（eYe JUNYA WATANABE MAN）」として、「カーハート WIP（Carhartt WIP）」「パレス スケートボード（PALACE SKATEBOARDS）」「ステューシー（STÜSSY）」「リーバイス（Levi's®）」「ニューバランス（New Balance）」、ドイツのアンダーウェアブランド「LOUSY LIVIN」とコラボし、ジュンヤ ワタナベ マンとして「ブルックス ブラザーズ（Brooks Brothers）」「シーピー カンパニー（C.P. COMPANY）」「リーバイス（Levi's®）」「カーハート WIP（Carhartt WIP）」「グレゴリー（GREGORY）」「MXDVS」「フィルソン（FILSON）」のほか、ピンク・フロイド（Pink Floyds）とのコラボアートワークも披露した。

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Image by FASHIONSNAP（Photo by Koji Hirano）

会場にはファレルの姿も

　会場には様々なゲストが来場。フロントロウには、「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」のメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任し、パリコレ初日にデビューショーを開催したばかりのファレル・ウィリアムス（Pharrell Williams）の姿もあった。

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JUNYA WATANABE MAN

2024 SPRING SUMMERファッションショー

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