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Gショックをマニアが深掘り!マニア直伝おすすめのGショック5選

Gショックをマニアが深掘り!マニア直伝おすすめのGショック5選

 マニアが「Gショック(G-SHOCK)」の魅力を深掘りする「マニアが深堀り! Gショック編」。「Gショック(G-SHOCK)」にまつわる情報をほぼ毎日更新するサイト「great G-SHOCK world」運営者が、基本情報からマニアックな話まで独自の視点から紹介します。最終章である第4回は総まとめとして、マニアならではの視点でおすすめしたい5つのモデルをご紹介。あなたなら豊富なバリエーションを誇るGショックのラインナップからどれを選ぶ?

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歴史を感じられるスクエアモデル「GMW-B5000-1JF」

スクエアのGショック

GMW-B5000-1JF

 1983年発売の初代Gショック「DW-5000C」のDNAを色濃く継承しているモデルに、ウレタン外装のスクエアスタイル「DW-5600E-1」があります。この「DW-5600E-1」は非常にスタンダードで人気の高いモデルですが、今回おすすめするスクエアスタイルは2018年のGショック35周年で登場した「GMW-B5000-1JF」です。

 「GMW-B5000」シリーズは、初代Gショックのスクエアスタイルをそのままにフルメタル化されたことでGショックの歴史にその名が刻まれているシリーズです。ゆえに、ケースもバンドもメタル仕様のモデルが比較的人気ですが、筆者のお気に入りはケース部分がメタル外装、バンドがシリーズ内では珍しいウレタンバンドを採用しているこの「GMW-B5000-1JF」。

ウレタンバンド

 気に入っている理由は、まずウレタンバンドを採用することでメタルバンドに比べて70g以上の軽量化がなされている点。そして、デザイン面においてもメタルケースとウレタンバンドの組み合わせがスポーティさを高めていて、かつ初代Gショックのウレタンバンドも彷彿させるなど、Gショックの歴史を強く感じることができるからです。

 ちなみに「GMW-B5000」シリーズのスペックは、タフソーラーと世界6局対応電波時計機能「マルチバンド6」を搭載。さらにBluetooth連携機能も備えていて、Gショック内で最高峰といえるムーブメントを積んでいます。ケースのメタル化に伴ってはファインレジン緩衝体などを駆使しており、高い耐衝撃性能も実現しています。

 裏蓋にはDLC加工(※ダイヤモンド・ライク・カーボンの略。ナノレベルの薄膜を金属表面にコーティングする技術)を施したスクリューバックを採用。着け心地の良さと重厚感が味わえます。

スクリューバック

 このように、「GMW-B5000-1JF」はGショックの歴史をあらゆる要素で体現しながら非常に高いレベルの実用性を誇るモデルです。自信を持っておすすめできる1本です。

Gショックの裏蓋
Gショックのバンド

未来のダイバーズGショックのベース?「GW-8230B-9AJR」

ダイバーズウォッチのGショック

GW-8230B-9AJR

 Gショックには人気シリーズがいくつか存在していますが、その代表格のひとつにダイバーズ向けシリーズ「フロッグマン」があります。フロッグマンは、左右非対称のケースとGショック随一の潜水用防水機能を備えた本格ダイバーズウォッチです。タフさで有名なGショック内において水中でも世界最高レベルの堅牢さを誇り、デザイン面も太めのベゼルや専門的な機械を思わせるかのようなメカニカルさに男心がくすぐられます。

 実をいうと私は若い頃、フロッグマンが苦手でした。なぜなら、Gショックは軽量でいてシンプル、安くて使い勝手のいいところがストロングポイントだと認識しているのに対して、フロッグマンは大きくゴテゴテとした見た目で高価なモデルだったからです。そのうえ、Gショックバブルと呼ばれている1990年代には、フロッグマンは本来の機能性や堅牢さとかけ離れて時代を象徴する人気ブランドアイテムとして奉られていました。当然のようにプレミア価格で取引されて、入手は困難に。私のフロッグマンへのイメージダウンはさらに拍車がかかりました。

 しかし、Gショックを知り続けていくことで次第にフロッグマンの偉業を理解し、魅了されるようになっていきました。特徴的なアシンメトリースタイル、ダイバーズウォッチとして世界最高レベルのスペックなど、その存在は異端でありながらスクエアスタイルのGショックとはまた別の観点から生まれた、まさにエポックメイキングな腕時計だと思います。

 そんなフロッグマンの中で私のおすすめは、本連載の第2章にも登場した「GW-8230B-9AJR」です。1993年に誕生したフロッグマンの30周年を記念して、過去人気だったモデルのカラーリングを配して再登場したモデル。

ダイバーズウォッチのGショック

 「GW-8230B-9AJR」は、2022年10月に新たな型であるGW-8200型のひとつとして登場しました。ちなみに、巷ではこのGW-8200型が今後のフロッグマンのベースになると想定されているので、「GW-8230B-9AJR」に似たフロッグマンがこれからの未来を担っていくのだと思うと胸も高まります。Gショックの枠を超えた、フロッグマンの完成されたデザインと無二のスタイルを継承していく「GW-8230B-9AJR」。ぜひおすすめしたい1本です。

ダイバーズウォッチのGショック
Gショックの裏蓋
Gショックのバックル

わびさびを感じるカシオーク「GM-B2100D-1AJF」

カシオーク

GM-B2100D-1AJF

 ここ数年のGショックにおいて主役は、なんといっても「カシオーク」と呼ばれている「2100」シリーズ。Gショック本来のデザインやスピリットを継承しつつ、アナログ針をシンプルかつストイックに落とし込むことで世界的なヒットとなったカシオークはブランドのメインストリームのひとつになっています。

 私がおすすめするカシオークは、2022年8月発売のフルメタルカシオーク「GM-B2100D-1AJF」です。カシオーク自体の成り立ちや存在の面白さは本連載第3章で述べていますので、そちらをお読みいただくとして、ここでは「GM-B2100D-1AJF」について触れていきます。

腕に巻いたカシオーク

GM-B2100D-1AJF

 カシオーク最大の特徴であるオクタゴン(八角形)ベゼルとメタルケースは、今までのGショックにはなかった奥深さやリッチさを漂わせます。バンドを含めたメタル素材にはポリッシュ加工、ヘアライン加工など異なる加工が駆使され、さまざまな輝きにあふれる仕組み。メタル部分についても整列したコマが上品で柔らかい光を放ち、思わず見入ってしまうような滑らかさです。そんな外装とは裏腹に文字盤は深めのグレートーンで仕上げられており、日本ならではのわびさびすら感じさせる、まさに粋な1本。

メタルケースのGショック

 ムーブメントはタフソーラー、Bluetooth連携機能付きの高機能性を備えているので手持ちのスマートフォンと連携すれば理論上時間が狂うこともなく、仕事に遊びにあらゆるライフスタイルにジャストフィットしてくれます。また、GM-B2100シリーズの価格帯は8万円前後ですが、この価格でこれほどまでの機能と質感を備えた腕時計は世界的にもなかなかなく、もともと「Gショック=コストパフォーマンスが高い」と言われているなかでも特に際立った存在であると断言できます。

メタルケースのGショック
メタルケースのGショック

カーボン×ブルーメタルの上品な一品「MTG-B1000XB-1AJF」

カーボンベゼルのGショック

MTG-B1000XB-1AJF

 次におすすめするのは「MTG-B1000XB-1AJF」です。ブランド内のハイクラスカテゴリー「MT-G」に属しているこのモデルの魅力は、なんといってもベゼルに配されたカーボン。まるで金属の塊のようなヴィジュアルが特徴です。モデルの原型にあたる「MTG-B1000」は、メタルパーツを主軸にクロノグラフを展開しているシリーズで、こうしたメカメカしい文字盤から醸し出される大人の色気や風格は、多くの人が抱く「スクエアでデジタル」といったGショックのイメージを大きく覆してくれることでしょう。

 そしてこの「MTG-B1000XB-1AJF」では、ベゼルに積層カーボンを使用して強い押し出し感を与えるなど、「MTG-B1000」から各部分の寸法を変更している箇所が見受けられます。実はGショックでこのような表面上だけではないデザイン変更、つまり自動車などでいうところのマイナーチェンジが行われたのは筆者調べによるものですがこれが初の試みで、なかなかレアなケースだと思います。

 カーボンとブルーメタルのコンビはGショックにおいて珍しく、凛とした表情はスーツスタイルにも抜群の相性を発揮する「MTG-B1000XB-1AJF」。上品で男らしい大人の腕元をイメージさせる、おすすめの1本です。

カーボンのGショック
Gショックの裏蓋
Gショックのバックル

戦国武将や伝統工芸から着想した最高峰Gショック「MRG-B2000R-1AJR」

最高峰Gショック

MRG-B2000R-1AJR

 筆者がおすすめする最後は、Gショックシリーズの最高峰に位置するカテゴリー「MR-G」に属するモデル「MRG-B2000R-1AJR」です。ムーブメントはタフソーラー、Bluetooth連携機能、世界6局対応のマルチバンド6搭載と、Gショック内で最高レベルのムーブメントを積みつつ、「MR-G」のデザインはシリーズ全体として日本が強く意識されていて、戦国武将や日本の伝統工芸からインスパイアされたデザインを多く取り入れています。「MRG-B2000R-1AJR」にも当然そのエッセンスは注入されており、まず差し色である藍色は武将が装束や甲冑に用いた「勝色(かちいろ)」が使われています。次に、ベゼル素材に再結晶チタンを採用して加熱処理を施すことで、表面に独自の結晶模様を描き、日本刀の刃文(はもん)にみられる沸(にえ)を表現しています。

最高峰Gショック

 そして文字盤に和柄の「鱗紋(うろこもん)」、外周部に扇や屏風を彷彿させる凹凸(おうとつ)デザイン、バンドはフッ素加工を施したソフトラバーバンドでその表面に強さの象徴とされてきた「昆沙門亀甲」が細かく入れられています。このように、「MRG-B2000R-1AJR」は細部に至るまで日本の美や武将の精神を宿した意匠が施されています。30万円を超える価格帯になりますが、威厳と最高級の機能性を高次元で実現しているモデルになります。 

Gショックのバンド
最高峰Gショック
Gショックの裏蓋

 40周年という記念すべきタイミングを迎えたGショックは、現在もスタイルや価格帯を豊富に揃えながら、圧倒的な機能性と丈夫さによって腕元から人々の生活を支え彩り続けています。この連載をきっかけに、これからも進化を止めないGショックに興味を示す方が1人でも多く増えたら嬉しい限りです。いっしょに楽しみましょう!

ブログでG-SHOCKの最新情報を発信。Twitterもあり。

編集者

本田圭佑

Keisuke Honda

1984年生まれ、千葉出身。アパレル業、出版社での雑誌編集者を経て、現在はファッションカルチャーを主体に企画・取材・執筆などを行う。日課は新旧問わず面白い漫画を探すこと。野球や不良、アングラをテーマに描かれた作品を好む一方で、とにかく可愛いを先行させた絵柄買いも横行。サッカーは苦手です。

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