モノ選びの達人を目指し、ファッションの定番をリサーチする連載「ファッションギークへの道」。第4弾のテーマは、ファッション好きならば一着は持っておきたい、グレーのスウェット。寝巻きから街着まで、万能に使える定番のグレースウェットを、ブランドごとに徹底比較！着心地やサイズ感をFASHIONSNAP独自の視点で検証していきます。第5回は「グラフペーパー（Graphpaper）」。

グラフペーパーに関する基礎知識

　グラフペーパーは、クリエイティブディレクターの南貴之が2015年にオープンしたセレクトショップ。「常に時代のスタンダードであり続ける大人のための上質なワードローブ」をコンセプトに、現代の都市生活に必要な機能とデザインを残しながら、できる限りのサイズ概念をなくし、あらゆる体型に合うように設計したアイテムを多く展開しています。東京の青山や代々木をはじめ、仙台や京都、名古屋に店舗を構えています。

グラフペーパーの定番スウェットを徹底レビュー

　今回検証した「ウール テリー クルーネックスウェット（Wool Terry Crew Neck Sweat）」は、コットン65％とウール35％の混紡素材を使用。ウールが入っていると手入れが面倒になると身構えてしまうかもしれませんが、ウォッシャブルウールを使用しているので、自宅でのケアもOK。ハイゲージで編み込むことで、ニットには表現できない、生地の詰まった質感を演出しているんだとか。

着心地は？

Image by FASHIONSNAP

　実際に袖を通してみると、程よい厚みのある柔らかい生地感から、着用時のストレスが少ないのが印象的でした。内側は、起毛ではなく、コットンを使用したパイル生地なので、暖かくなった春先でも着用できそうです。

サイズ感は？

　サイズはフリーサイズのみのワンサイズ展開。メンズ向けのオーバーサイズの作りで、着丈も袖丈もかなり長めなので、身長170cmのFスナ編集部員が着てみると、お尻がすっぽり隠れるサイズ感でした。男性なら大きめのシルエットで着用できますが、小柄な女性には大きすぎてしまうサイズ感なので、要注意です。また、アームホールが広く、膨らみのあるシルエットなので、コンパクトなアウターとの相性は△。秋口や春先に一枚で着るか、冬場にはアームホールにゆとりのあるアウターと重ねて着用するのがおすすめです。

※モデル身長：170cm

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　全体のサイズは以下の通り。

　サイズが大きい分、重さは620gと重め。しっかりとした肉厚な生地感なので、部屋着というよりは街着としての着用を推奨します。

※重さのイメージ：今回、検証した13ブランドのスウェットの重さの平均は500g。

価格は？

　グラフペーパーのスウェットは、税込2万6400円。今回、検証した全13ブランドの平均（税込1万3152円）の約2倍となる価格でした。

■グラフペーパー：公式サイト