老舗のお菓子には秘密あり。「老舗レトロな東京みやげ」では、東京にある老舗洋菓子店の中からパッケージだけで思わず買いたくなってしまうレトロ可愛いお土産をピックアップ。第14回は、銀座にある「銀座たちばな」のかりんとうです。

　銀座たちばなは、1909年に銀座で創業。以来、東京を代表する銘菓としてかりんとうを販売してきました。展開商品はかりんとうのみですが、長年培われてきたお店の歴史と確かな美味しさから人気を集め、「食べログ」では2018年から5年連続で百名店に選ばれています。

PACKAGE DESIGN

　紙袋と包装紙には、いずれもみかんの葉のようなイラストがあしらわれています。包装紙の箱には和紙のリボンでラッピングが施されていて、化粧箱には松葉が描かれた熨斗が添えられているので手土産にぴったりなデザインです。

　かりんとうを収納した缶にも、紙袋と包装紙と同様のイラストが描かれています。パッケージにあしらわれた「たちばな」や「かりんとう」の手書き風の文字からは、昔ながらの雰囲気が感じられますね。

TASTE

　たちばなのかりんとうには、細長いタイプの「さえだ」と短いタイプの「ころ」の2種類があります。今回購入したのは、よりベーシックなかりんとうの形をした「さえだ」。口に運んでみると、かりんとうと聞いて思い浮かべる黒糖のねっとりとしたものとは異なり、歯ごたえはサクサク。甘すぎないので、老若男女楽しめそうな味わいです。周りは砂糖でコーティングされているものの、手がベタつくほどではないので食べやすいのも魅力。賞味期限は購入から2ヶ月と日持ちが良く、丸缶入りの他に角缶、袋入りなど大容量のサイズもあるので、手土産用にまとめ買いをしておくのもおすすめです。

　たちばなは、銀座の1店舗のみで販売していて、公式での通信販売は行っていないので入手難易度は「★★☆」。日曜日や祝日は営業していないので、平日早めの時間を狙って買いに行くことをおすすめします。なお、たちばなには公式サイトやSNSがないので、問い合わせの際にはお店に直接電話をかける必要があります。

入手難易度は、その商品が手に入りやすいかどうかをFASHIONSNAP独自の判断で三段階にわけて評価したもの。
★☆☆：いつでも手に入る
★★☆：夕方以降は売り切れの可能性あり
★★★：開店直後か予約必須

店舗情報