今回はヤマシタトモコさんの漫画『違国日記』をヒントにしてみようかなと。

いわゆるコスプレとは違うんですけど、主人公の高代槙生（こうだいまきお：以下、槙生）の芯の強さを持ったかっこよさを、メイクに取り入れたいなと思ったんですよね。

自分を持っているけど飄々（ひょうひょう）としたところもあって、心の内に渦巻いている感情もある。そういう複雑さを併せ持つからこそ魅力的に見えるのかも。

アイラインが似合いそうな目元も印象的だなと思うんです。そこで今回は、槙生の凛とした雰囲気をヒントにしたアイラインを楽しもうかなと。

そうですよね。槙生っぽいかっこよさをヒントに、アイラインのメイクを3つほど思いつきました。

ひとつ目がスモーキーカラーのリキッドライナーを使うパターン。

槙生の目力って他人を威圧するようなものではなくて、「他人との境界線を意識してるからこそ、丁寧に見つめてる」というのかな。

そういう凛々しさと人間的な複雑さを、少し霞がかったようなスモーキーカラーのアイラインで演出してみます。

あまり目尻を跳ね上げず、フレームラインに沿ってまっすぐ引くときれいです。気分によって少しだけ角度をつけてもいいと思います。

2つめは、シャドウペンシルで引くアイライン。

アイライナーより少し太さのあるシャドウペンシルは、いろんなブランドから登場してますよね。色やパール感が綺麗なものがたくさんあって、アイカラー感覚で色を遊べます。

アイライナーで引くときより、ラインの幅を少し太めにすると、色と質感をバランス良く楽しめると思います。

アイシャドウとしてふんわりと塗り広げてから、同じ色でアイラインも引くと、ナチュラルに引き締まった目元を演出できますよ。

強さはあるけど力んでない、っていうのは槙生にも感じますよね。

最後は極細のペンシルライナーを使って、影のニュアンスを取り入れたアイラインです。

イメージとしてはまつげの隙間を埋めるようにして、影を作っていく感じ。
ラインを伸ばしたり、太くしたりしなくても、自然な目力を出せるので、アイラインが苦手なひとにも試してみてもらいたいです。

このアイラインをする時は、マスカラを塗らずに引き算してみるのもいいと思います。
好みによってバランスを調整しやすいのもポイントです。

漫画の読み方もメイクの取り入れ方も自由だけど、こういう楽しみ方もありますよね。

『違国日記』の次巻も待ち遠しい！