「フルラ（FURLA）」とミラノ市立近代美術館（GAM）が、ブルーナ・ロッカサルヴァがキュレーションをしたケリー・アカシ（Kelly Akashi）の個展「KELLY AKASHI CONVERGING FIGURES」のオープニングを祝い、PURPLE誌のオリヴィエ・ザーム（Olivier Zahm）と共同主催したディナーイベントをミラノで9月20日に開催した。

　アカシの個展は、2017年に始動した若手芸術家を支援する「FURLA SERIES」プログラムの一環で、今回で6回目を迎える。イタリアの美術館では初の試みなる専門展示会。リフレクション（反射）というコンセプトと現象を軸に、常設展示物を繋ぐ幻想的な道を作り、美術館の建築や名作との対話と相乗効果を生み出している。

　アカシはロサンゼルスを拠点に吹きガラスや鋳造、彫刻などの作品を発表する新進アーティスト。日本にもゆかりがあり、「もののあはれ」といった日本固有の自然界の無常性の概念からも作品作りの影響を受けているという。本展では美術品が展示されている各部屋の特徴的なモチーフをピックアップし、空間にマッチするように作品を制作、展示した。PURPLE誌のオリヴィエ・ザームとフルラは 、国際的なアートとファッション界の主要なゲストを招き、キュレーターのブルーナ・ロッカサルヴァによるガイド付きで個展を鑑賞。その後、ミラノ市立近代美術館の部屋に用意された空間でディナーイベントを開催した。キュレーターのガイア・マティス、モデルのマヤ・ステッパー（Maya Stepper）やニッキー・ミン（Nikki MIn）、バスケットボール選手でモデルのエリザベス・キャンベージ（Elizabeth Cambage）のほか、日本からマギーとなごみが参加した。

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