2023年秋冬もトレンド継続のテックウェア。
肌寒い季節には雨にも風にも負けない機能性が頼もしいが、注目されているのはそのデザイン性。
今季はアウトドアやスポーツメーカーだけでなく、デザイナーズブランドまでとっておきのテックウェアをラインナップしていることからも最旬であることがわかる。
イメージ通りの近未来的なデザインもあれば、良い意味でテックウェアと感じさせないさりげないデザインもあり、どんなスタイリングにも合わせやすいのでデイリーの万能選手になるはず。
初挑戦するなら、本領を発揮するこれからのシーズンこそが絶好の機会だ。

隙なしダウン×リラックスアイテムの絶妙なバランス感

アイスランド発の高性能アウターウェアブランド＜66°North（シックスティシックス・ノース）＞と＜FACETASM（ファセッタズム）＞がコラボレーションしたダウンジャケットは、インパクトを与えるカラーブロックが鮮やか。ネック部分はマフラーを巻いたのような二重構造で防寒性は抜群。隙を見せない主役級のダウンコートを日常着にするなら、あえて部屋着のようなリラックスアイテムと合わせるのが好バランスの秘訣。

DOWN JACKET ¥154,000(FACETASM｜FACETASM aoyama 03-6459-2223)
TOPS ￥17,600(Cycle by myob [email protected])
LAYER SWEAT PANTS ￥38,500(FNNL｜MATT. [email protected])
BOOTS￥38,500(MOON BOOT｜M 03-6721-0406)
SOCKS STYLIST OWN

ゆるめのニットとテクノロジー素材のクールな掛け合わせ

ローゲージニットドレスも、テクノロジーを駆使したウェアとのコーディネートならどこまでもクールなスタイリングに。＜MARMOT（マーモット）＞のジャケットは防風透湿素材の「GORE-TEX WINDSTOPPER®」を、ジャケットに忍ばせた＜D-VEC（ディーベック）＞の軽量ベストの表地は、リサイクルポリエステルを原料とした「WINDSTOPPER PRODUCTS 2L FABRICS BY GORE-TEX LABS」を搭載。ボリューミーなポケットは収納力に優れるだけでなく、遊び心もプラスしてくれる。

JACKET ￥39,600(MARMOT｜ENKEL 03-6812-9897)
VEST ￥39,600(D-VEC｜GLOBERIDE. Inc. 0120-506-204)
ZIP JACKET ￥29,728(COMING OF AGE｜LYDIA 03-3797-3200)
KNIT DRESS￥70,400(REFERENCE PRICE)(GANNI [email protected])
LEGGINGS ￥9,020(ASICS｜ASICS JAPAN CORPORATION CUSTOMER RELATIONS DEPARTMENT 0120-068-806)
BOOTS ￥77,000(CAMPER｜CAMPER JAPAN 03-5412-1844)

カジュアルなインナーに秘められた冬に欠かせない機能性

実は冬にこそ欠かせないのは、ムレによる汗対策。＜Speedo（スピード）＞の水陸両用インナーは速乾性だけでなくストレッチ性も備え、重ね着が増える冬におすすめのアイテム。さらにUVカットもプラスされているので、お出かけ時の日焼け対策にもバッチリ。キャミソールやウエストバッグなどとコーデして、テックウェアと感じさせない奥行きのあるスタイリングに。

TOP￥17,600、INNER￥9,900(Speedo｜GOLDWIN INC. CUSTOMER SERVICE CENTER 0120-307-560)
CAMISOLE￥79,200(AVAVAV｜Sakas PR 03-6447-2762 )
SKIRT PANTS ￥28,600・WAIST BAG ￥18,700(jichoi｜MATT. [email protected])
CHOKER ￥25,300(Justine Clenquet｜THE WALL SHOWROOM 03-5774-4001)
SNEAKER ￥33,000(ASICS｜ASICS JAPAN CORPORATION CUSTOMER RELATIONS DEPARTMENT 0120-068-806)

スタイリッシュさを引き上げるテックウェアのレイヤード

一枚でも存在感を放つテックウェアをレイヤードさせることでスタイリッシュさを引き上げたスタイリング。赤×黒のコントラストならモードな雰囲気がさらに高まる。＜F/CE®︎.＞のロングベストとダウンジャケットは保湿性と速乾性に優れて、さらに軽いときたら向かうところ敵なし。ジャケットはパッカブル仕様なので、屋内で脱いだ場合でもコンパクトに。ファーがあしらわれたアームウォーマーやユニークなフォルムのサングラスなど、個性強めな小物使いがスタイリングの完成度をぐっとあげてくれる。

LONG VEST ￥93,500、DOWN JACKET ￥19,800(F/CE.®︎｜F/CE. Flagship Store Tokyo 03-6452-5867)
ARM COVER(with CARDIGAN) ￥11,000(LA BELLE ETUDE [email protected])
TIGHTS (REFERENCE ITEM)(CALZEDONIA｜H3O Fashion Bureau 03-6712-6180)
EYE WEAR ￥49,940(alain mikli｜Luxottica Japan Customer Service 0120-990-307)
BACKPACK￥129,800、POUCH￥16,500 (côte&ciel ｜côte&ciel Tokyo 03-3475-7030)
SHOES ¥55,000(FUMITO GANRYU｜FOS K.K. [email protected])

上品なニュートラルカラーで冬に溶け込むハイカースタイル

おしゃれなうえに機能性にも優れた小物が豊作な今季は、帽子やグローブなどを全身に散りばめながらしっかり防寒。着込めば着込むほど重い印象になりがちな冬のスタイリングもアイボリーをベースにしたアースカラーで構成することで、軽やかで上品にまとまる。寒さに抗うようなショーツは、ラップ式スカートの特徴を活かしたレイヤードで冬にすんなり溶け込ませて。

VEST ￥35,200、BACKPACK￥35,200、SNEAKER ￥27,500(F/CE.®︎｜F/CE. Flagship Store Tokyo 03-6452-5867)
KNIT ￥61,600(Children of the discordance｜STUDIO FABWORK 03-6438-9575)
QUILTING SKIRT ￥44,000(UJOH DANSKIN｜GOLDWIN INC. CUSTOMER SERVICE CENTER 0120-307-560)
SKIRT ￥22,000(CHANCE｜H3O Fashion Bureau 03-6712-6180)
SHORTS ￥29,700(Cycle by myob
[email protected])
HAT ￥28,600、GLOVES ￥46,200(D-VEC｜GLOBERIDE. Inc. 0120-506-204)
SOCKS ￥4,290(babaco｜SHOWROOM LINKS http://links-partners.com)

PHOTOGRAPH : KYOTARO NAKAYAMA
STYLING : NORIKO MIYAZAKI
HAIR & MAKE UP : YOKO OKUNO
MODEL : JULIE HACHIYA（friday）
TEXT : AKINORI MUKAINO
EDIT : YUKAKO MUSHA（QUI）