ミウッチャ・プラダ（Miuccia Prada）が、プラダ財団のディレクターに就任する。これを機に、運営委員会も設立した。

　プラダ財団は1993年にミウッチャとパトリツィオ・ベルテッリ（Patrizio Bertelli）が創設した文化団体。ミウッチャはこれまで理事長として財団に在籍していたが、今回の就任を機に理事長兼ディレクターとして活動していく。ミウッチャは今回の就任に対し「この30年間、いかに芸術的研究と知的研究が人々の生活に影響を与えるか、様々な形で考えてきました。この疑問に対してより時勢に叶った答えを探すことが、私自身が財団とともに定めた根本的な目標です」とコメントしている。

　運営委員会は、研究者、科学者、芸術家、映画監督、学者の計5人で構成。主な役割は、最も刺激的な研究分野の特定し現代の文化的議論に影響を与え、実験と教育の方向性を示す学際的プロジェクトの立案だという。各委員は、教育と視覚学から神経科学、社会的慣習、映画と視覚言語、異文化間対話まで、各自の専門分野と背景に基づいた理論的議論に貢献していく。

関連記事

ミウッチャの右腕がプラダ・グループを退社か、海外複数メディアが報道

BUSINESS

関連記事

1位はミュウミュウ、BoFがAIを使ってブランドを評価する新たな指標発表

BUSINESS