パーソンズ美術大学出身デザイナーの岸正晃によるジュエリーブランド「ザ オブ ジェクト（THE OBJECT）」が2024年春夏シーズンにデビューする。

　ザ オブジェクトは、「ミニマムとクリエイティビティの調和」をテーマに、シルバージュエリーを中心としたアイテムを展開。ブランド名の「THE OBJECT」は、岸が持つ「どんな事も現実の世界に存在する物体である」という考えに由来しており、日常にある出来事を岸が再解釈しデザインしたアクセサリーをラインナップする。

　デビューコレクションは、イームズ夫妻の映像作品「パワーズ オブ テン（Powers Of Ten）」 から着想を得て製作。アイテムは、「NYC Keepsake Bracelet」（3万6300円）や「Hongkong Bracelet 」（2万3100円）、「TOKYO Ring」（1万5400円／いずれも税込）など岸が過去に訪れた都市をモチーフとした全21型をラインナップする。価格帯は、税込8800円〜11万円。

　岸は2014年に渡米し、2018年にニューヨークのパーソンズ美術大学でファッションデザイン科を卒業。その後は現地でデザイナーとして働き、2019年からは日本で企画デザインや生産管理の経験を積んだ。2021年に独立し、クリエイティブディレクターやデザイナーとしてコンセプトストア「THE MOTEL（ザ モーテル）」の立ち上げや他ファッションブランドの制作に携わり、2023年に自身初のブランドであるザ オブジェクトをスタートした。

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◾️ザ オブジェクト：公式インスタグラム