「ティファニー（Tiffany ＆ Co.）」が、ネットゼロ排出量削減目標において、科学的根拠に基づく排出量削減目標イニシアチブ（SBTi）から認証を受けたことを発表した。これまでに「グッチ（GUCCI）」や「バーバリー（BURBERRY）」「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」などのブランドが認証を受けており、ハイジュエリーブランドとしてはティファニーが初となる。

 　ティファニーは、昨年に2040年までに温室効果ガス（GHG）ネットゼロ排出量を達成する目標値を設定。目標値の達成に向け、貴金属（金、銀、プラチナ）を100％リサイクル原料から調達することを目指すと発表した。SBTiは、同ブランドの長期目標が、2040年までに自社事業（スコープ1、2）およびサプライチェーン（スコープ3）において温室効果ガス（GHG）排出量ネットゼロを達成することを確認。SBTiのネットゼロ基準に従い、今回の認定に至った。

　同ブランドは、2030年短期温室効果ガス削減目標についてもSBTiから認証を取得。2040年までにスコープ1、2、3における排出量を90%削減するための短期目標として、2030年までにスコープ1および2における排出量を2019年から70％削減し、スコープ3では排出量を40%削減すると表明している。短期目標の達成に向けては順調で、2022年時点ではスコープ1と2の両方およびスコープ3において33%の削減を達成済みだという。

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