イギリスファッション協会（The British Fashion Council、以下BFC）と英GQ誌が主催する2023年「BFC/GQデザイナーファッションファンド（BFC/GQ Designer Fashion Fund、以下BFC/GQ）」のグランプリに、「ウェールズ ボナー（Wales Bonner）」のクリエイティブディレクターを務めるグレース・ウェールズ・ボナー（Grace Wales Bonner）が選出された。

　BFC/GQは、卓越した才能と創造性を称え、メンター制度などを通してビジネスを活性化させることを目的に2013年に設立。3年以上の実績があり、英国を拠点にメンズコレクションを展開するブランドが応募対象で、これまでに「ニコラス・ デイリー（NICHOLAS DALEY）」や「アルワリア（Ahluwalia）」「ア コールド ウォール（A-COLD-WALL*）」などのブランドがグランプリを受賞している。2023年度はウェールズ ボナーに加えて、「エージーアール（AGR）」「ビアンカ サンダース（Bianca Saunders）」「パリアファルザネ（PARIA/FARZANEH）」の4ブランドが最終候補者としてノミネートしていた。

　グレース・ウェールズ・ボナーには、賞金として10万ポンド（約1746万円）が贈られるほか、1年間のビジネスメンタープログラムに参加することができる。受賞を受け、ボナーは「このような素晴らしい賞をウェールズ ボナーに与えてくださったイギリスファッション協会とGQに大変感謝しています。独立系ブランドとして、このような形で支持されたことはとても意義深いことです。皆さんのウェールズ ボナーに対する力強い信頼が、私たちの旅を後押ししてくれています。成功の基盤となっている、貴重な貢献と協力的な精神を持つ我々のチームに、特別な感謝の意を表したいと思います」と公式インスタグラムの投稿で述べた。

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