ランドセル事業を展開するコクホーが、日本初のランドセルのサブスクリプションサービス「RandS」を開始した。約250種類のランドセルをラインナップし、3ヶ月ごとから無料で交換が可能。コクホーの公式サイトとアプリで取り扱っている。

　総務省の小売物価統計調査によると、全国年間平均のランドセル価格は10年で約1万6000円値上がりした。商品の多様化や機能向上だけでなく、お金を惜しまずランドセルを購入する人が増えたことが影響しているという。また、ランドセルを選ぶために店舗を巡ったり、カタログを取り寄せたりする「ラン活」の時期も徐々に前倒しされており、小学校に入学する1年前にラン活を始める家庭が最も多くなっているが、子どもが「1年後に買ったものを気に入って使ってくれるか」という懸念点もあり、ラン活の負担は年々大きくなっているという。コクホーはランドセルのサブスクリプションサービスを通じて、ラン活に伴うニーズを狙う。

　プランは、3ヶ月ごとに交換できる「バリュー」（月々990円）に加えて、毎月交換できる月契約のほかに年3回交換可能な年契約を展開する「ベーシック」（月契約2750円、年契約2200円）と「スペシャル」（月契約3850円、年契約3080円／いずれも税込）の計3種類を用意。プランによって選べるランドセルは異なる。3年間同じプランを継続利用すると、使用中のランドセルが無料で進呈され、プランの途中で気に入った場合は買い取りもできるという。なお、新一年生に限り、初回入学時のみ新品ランドセルを提供している。

関連記事

パープルカラーのランドセルが女子から人気、流行のきっかけは「アナ雪」？

LIFESTYLE

■「RandS」：公式サイト