資生堂ジャパンが、大阪府と「大阪府民の健康づくりに向けた連携協定」を締結した。 両者はがん対策の取り組みや、健康づくりの啓発や情報を発信し、「美の力」を通して府民の健康的な生活の実現を目指す。

　資生堂は、企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD（美の力でよりよい世界を）」のもと、さまざまな活動、支援を行う中で、これまでがん治療の副作用による特有の美容上の悩みや、肌の色の変化や脱毛などの外見上の変化をスキンケアやメイクアップによってカバーする「外見ケア」の普及・啓発に注力してきた。

　こういった背景から同協定では、がん患者や家族のQOL（クオリティ・オブ・ライフ）の向上を全体目標のひとつとして、大阪府民のがん対策の取り組みを推進し、健康的な生活の実現をサポートする。資生堂が有するがん患者向け情報や外見ケアセミナーを、医療従事者およびがん患者に向けて提供。そのほか、大阪府が進めている健康づくり活動「健活 10〈ケンカツ テン〉」のPRや、日々の健康活動でポイントが貯まるアプリ「おおさか健活マイレージ『アスマイル』 」の認知拡大、利用の案内を促すなどを実施。また大阪府をはじめ、近畿エリアの一部化粧品専門店と、Web サービスプラットフォーム「Omise+（オミセプラス）」において、肌の深い悩みに対応する化粧品ブランド「資生堂 パーフェクトカバー」の商品紹介や美容テクニックの提供を積極的に展開。がん患者が気軽に相談できる環境づくりを目指す。

　資生堂ジャパンは、2021年に広島県と「女性活躍の推進に関する協定」締結、2022年3月に山形市の女性活躍推進を目指す公民連携プロジェクトへの参画など、地方自治体との共同取り組みを強化している。

■資生堂：公式サイト