過去を優しく包み込むベッドルームポップ

アメリカ・メリーランド州出身のシンガーソングライター Jordanaのセカンドアルバム「Something To Say To You」をご紹介。

オルガニストである父親のもとに生まれ、幼い頃から音楽に囲まれて育ったJordana。

幼少期に見た演奏家がきっかけでヴァイオリンのレッスンを受け始め、後にヴィオラやギターも学んだ彼女は、教会にあふれる音と共に自身の音楽の基盤を築いた。

2019年にはセルフリリースしたデビューアルバム「Classical Notions of Happiness」が音楽レーベル Grand Juryの目に留まり、翌年に同レーベルより再リリースされたことで多数のメディアが注目。
また、人気プロデューサー Danger Mouseが自身のお気に入りに挙げるなど、期待の新人としてシーンを賑わせている。

そんな彼女の日本デビュー作となる「Something To Say To You」は、EPとしてリリースされた「Something To Say」と「…To You」の2部作を融合したもの。

異なる性質を持つ作品同士を組み合わせることで、さまざまな感情や彼女が持つ幅広い音楽のヴィジョンを堪能できる作品に仕上がった。

中でも収録曲「I Guess This Is Life」は、目まぐるしく動く日常の中で経験する大小多岐にわたる物事が自分を作り上げ、それが人生であると歌った楽曲。心地よいピアノの音色がノスタルジックな感情を誘う作品となっている。

喪失や孤独を包み込む、きらめきに満ちたサウンドと優しく澄んだ歌声。
歩んできた道のりが愛おしくなるような楽曲と共に、淡い記憶を温かく照らしてみては。

【“Something To Say To You” by Jordana】

Track list：
1. I’ll Take It Boring

2. Guaranteed

3. Hitman

4. Big

5. Far Away From You

6. Forgetter

7. Interlude

8. Divine

9. F*** You

10. Decline

11. I Guess This Is Life

12. Reason

WEBSITE：https://www.instagram.com/jordananye/
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