アダストリアが豊島が協業し、インクルーシブなファッションを提案する新プロジェクト「Play fashion! for ALL」を始動させた。身体的な障がいがある人や、病気・高齢などにより思うように身体を動かせず、服の着脱やサイズ測定が困難であったり、選べるデザインが限られてしまう人に向けた服を開発する。社内モニターによるトライアルを経て、公式オンラインストア「ドットエスティ（.st）」でサービスを展開する予定だ。

　アダストリアの社内企画事業提案プロジェクト「Project A」から誕生したPlay fashion! for ALLでは、身体データをスキャンできる豊島の3DCGデザイン「バーチャルクロージング（VIRTUAL CLOTHING）」を活用。様々な角度からデータを検証し、一人ひとりのニーズに合わせたデザインを提供するほか、企画からサンプルチェック、フィッティングまでをバーチャルで行うことで繊維廃棄物の削減にもつなげる。

　トライアルではアダストリアグループの特例子会社「アダストリア・ゼネラルサポート」で働く障がい者従業員をモデルに採用。日頃の服選びの悩みや意識していることについてヒアリングを行い、デザインに反映していくという。

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