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アフターコロナにおける伝統工芸の持続可能性

アフターコロナにおける伝統工芸の持続可能性

こんにちは!一雨ごとに寒くなる11月。

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サステナビリティ担当の Jasmine(@JasK_Official) です。

「捨てないファッションの聖地」nuwaste では、コロナ対策もしつつ小規模イベントからスタートしています。

フリマイベントでは出店者さんと来場者さんの店頭にいる時間を工夫したりと密回避策をとっていますが、意外とこれは丁寧に接客出来て良いかも、、、?とスタッフ一同店舗集客の在り方について再構築している今月です。

さてそんな今月はアフターコロナの「伝統工芸」に関する「サステナビリティ」、文字通りの「持続可能性」についてお話ししたいと思います。

伝統工芸のコロナダメージ

外出自粛以前から、存続が危ぶまれる声が上がっていた伝統工芸業界。モノ溢れと買い手の不足だけでなく、文化を引き継ぐ職人さんたちの高齢化、少子化による技術の担い手の減少、主要な販売チャネルである百貨店の衰退など、その持続可能性については「平成から令和への橋渡し」ですら危うい状況と言われてきました。

外出自粛要請により「手に取り、納得して買う」ことができない数か月のダメージに加え、これまで観光インバウンドへの活路を見出し投資してきたものしばらくは結果が出ない、最悪の場合はこの状況の長期化から廃業というところも目に見えてきているのではないでしょうか。伝統の体験価値から考えても、早急なデジタルシフトは難しい状況です。

伝統工芸は「保存」すべきものなのか

「伝統工芸」というとみなさんは何を思い浮かべますか?焼き物、木工などの小物から、織物、染物に関わるものなど、アパレルに関係するものも日本にはたくさんあります。しかし、なんとなく敷居が高く、古臭く、値段も高いようなイメージがあるのではないのでしょうか。技術の価値はなんとなくわかる、でもそれって「伝統工芸が過去のものではなく『現役』だったころの価値」ではないの?というのが率直なところでしょうか。

伝統工芸はその国の文化を反映した技術の結晶であると言えます。それは、技術を「保存」してきた過去に価値があるのではなく、常に職人の技術を研鑽し、アップデートしてきた結果が今日まで続いてきた歴史なのです。「文化保存」の観点は非常に重要ですが、ダイナミックな歴史の変化の中で「持続可能」な文化を紡いでいくためには、保存して固まるのではなく文化の受け皿としてダイナミックな変化が求められているのが、今の時代感ではないでしょうか。

令和の伝統工芸サステナビリティ

それでは、伝統工芸を「持続可能」なものにするためには何が必要でしょう?

私は、「本質を伝える力」「コミュニケーションとしてのプロダクトの発表」だと考えています。ただ敷居を下げてカジュアルなプロダクトを作る、ただD2Cスタイルの直販をやる、ただクールなプロダクトに技術を取り入れるのではなく、そもそもの伝統が今まで紡いできたアイデンティティを見直し、それを伝えるのに最適なコミュニケーションとしてのプロダクト開発を行うことが必要です。

例えば、着物生地の美しさをコミュニケーションするD2Cスタイルのエシカルブランドは、SNSで検索するといくつも発見できます。生地の美しさもさることながら、本物の着物フルセットよりも手ごろな価格でより日常に纏いやすい形のものがほとんどです。伝統工芸を伝承していくには、軸としての本質を伝え続けながらも、時代に受け入れられるものを作っていくことが重要です。どちらの車輪が欠けてもダメなのですが、本物を作ってきた企業だけが「本質を伝える」ことが出来るのではないでしょうか。また、「コミュニケーション」は双方向で行われるものです。良さを押し付けるのではなく、顧客に媚びるのでもない、手間のかかるコミュニケーションは、実は百貨店での販売経験豊富な伝統工芸領域の得意技なのではないかと思います。

アップデートし続けることでつなげて行く

伝統工芸=古い技術を保存して伝承していく、という形をとるところもあるのかもしれません。でも、日本の歴史を見ても戦争や疫病による人口減、さらに昔では政治拠点が移動することによる文化の混ざり合いなどはずっと起きてきたことだと言えます。その度にアップデートを繰り返し、時代を反映し、その繰り返しの中で伝統技術の最高到達点を更新し続けることが伝統工芸の価値なのではないかと考えます。日本の景色の中に日本の文化を乗せた伝統工芸がいつまでも残るよう、このコロナ禍をチャンスに変える企業がたくさん出てくると良いなと思います。

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